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魅力的な都市をたくさんもつ南イタリアも、その歴史を振り返るならば、外国勢力による支配と搾取の繰り返しだった。大土地所有が続き、支配階級に富が集まる一方、民衆の暮らしは貧しく、個々の住居の内部は手狭で、質素なものだった。 近代を迎え、1860年頃、リソルジメント(国家統一運動)によってイタリアは一つの国に統一されたが、政治的主導権は常に中北部のイタリアが握り、南北の経済的、文化的格差はさらに広がった。中世以来、都市国家として独立と自治の伝統を築き上げ、18世紀以後はフランスやオーストリアの支配下で近代化を進め、市民社会の秩序を早くから確立できた北部に比べ、長らくスペイン支配下で封建的領主制度が続いた南イタリアは、後進性を背負い込むことになった。イタリアの悩みの種、いわゆる「南北問題」がこうして生まれた。[5〜6ページ]


陣内 秀信


#history #italy #architecture



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